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エアリズムマスクを使ってみた感想を「機能性」「通気性」等を中心にレビュー

   

今年6月にユニクロからエアリズムマスクが発売されました。
発売日は、コロナ禍で三密回避が叫ばれる中での長蛇の列になり、ニュースに取り上げられるほどの話題をさらいました。
まるで、ユニクロの機能性神話を物語っているようでしたね。

その後も、オンラインでの購入も出来ず、店舗に行っても子供用のSサイズしか販売しないなどで僕も手に入れられませんでした。

一方、ネットで評判を見てみると話題とは一転、「涼しくない」「通気性が悪い」「蒸れる」「鼻呼吸する度に生地が吸いついてペコペコする」などの酷評が散見されていました。

それを受けてか、8月20日に通気性を向上させたバージョンのエアリズムマスクが登場しました。
そのタイミングで、僕もようやくパージョンアップされた”2代目”エアリズムマスクを入手することが出来ました。

本記事では、そのエアリズムマスクを実際に使ってみた感想を中心にお伝えします。

 

エアリズムマスク使ってみた感想

バージョンアップされただけに、ネットの評判よりはよい使い心地です。
多角的にエアリズムマスクの感想をお伝えします。

 

機能性

エアリズムマスク生地に厚みを感じます。
それもそのはず、エアリズムマスクは下記のように機能性を持つ三層構造になっているためです。

外側…紫外線を90%カットするメッシュ素材
中間…BFE(注1)99%カットするフィルター素材
内側…メッシュ素材

※注1
BFEは下表のように、約3マイクロメートル以上の粒子を遮断することを示す表記のことをいいます。

【PFE・N95・BFEの基準と代表的な粒子の大きさ】

エアリズムマスク 機能性

画像引用元:https://kusuri-jouhou.com/training-course/infection-disease3.html

BFEは、約3マイクロメートル以上のものをカットする一方で、約3マイクロメートル未満の粒子についてはカットしないことを示唆しています。

新型コロナウイルスは、『0.05〜0.2マイクロメートル』(『http://www.siej.org/sub/sarscov2v1.html』)といわれています。
ただし、この数値はウイルス単体の大きさでです。
新型コロナウイルスは、『飛沫(ひまつ)感染と接触感染が中心』(『http://www.suwachuo.jp/sp/info/2020/05/post-123.php』)です。
飛沫は水分が含まれるので、粒子の大きさは、『0.01 〜1000マイクロメートル程度』(『http://www.siej.org/sub/sarscov2v1.html』)です。

そのため、エアリズムマスクは、新型コロナウイルスの飛沫感染予防には役立てると言えるでしょう。

 

通気性

ネットの前評判では、とりわけ通気性に関しての酷評が相次いでいました。
しかし、僕が使っている”2代目”エアリズムマスクは、通気性を中心に改善されているようです。

前評判の時に挙がっていた「鼻呼吸する度に生地が吸いついてペコペコする」などの現象は、全く起きません。
この改善は、おそらく内側の生地がメッシュに刷新されたためかもしれません。

とはいえ、僕が持っている”2代目”エアリズムマスクでも、夏の炎天下につけていると熱中症になるのではないかというくらい蒸れて暑苦しいです。
パッケージに「炎天下や運動時の使用は控えてください」と明記されているのも頷けます。

涼しい日(僕の肌感覚で言うと28度以下)であれば、蒸れずに快適に着用出来ます。

 

接触冷感効果

エアリズムと聞くと、接触冷感を期待する方が多いでしょう。
しかし、ユニクロがすでに「エアリズムマスクは夏用ではありません」と公表しています。
そのため、接触冷感効果はありません。

ただ、エアコンが利いた室内や涼しい時(僕の肌感覚で言うと25度以下)は、着用して数秒間はヒンヤリします。
ですので、デスクワークなどの場合は心地よく着用出来ます。

また、本記事を執筆している今日は最高気温19度ですが、心地よくエアリズムマスクを着用出来ています。
ですので、おそらく冬も使用出来るでしょう。

 

肌触り

コロナ禍の中で、長時間のマスク着用を強いられ、肌荒れを気にする方も少なくないでしょう。
そんな方にエアリズムマスクはオススメだと思います。
不織布マスクのようなカサカサした肌触りとは異なり、滑らかで肌触りがとてもよいです。

 

フィット感

エアリズムマスクは、顔の形に合うように3D構造になっています。
そのため、生地と皮膚の間に隙間がなくフィット感は抜群です。

 

サイズ感

サイズはS、M、Lの3サイズ展開です。
それぞれの寸法は次の通りです。

Sサイズ…18×12センチ(幅×高さ)
Mサイズ…220×140センチ
Lサイズ…230×145センチ

Sサイズが子供向け、Mサイズが女性、Lサイズが男性の使用を想定してつくられています。

僕はMとLの2つのサイズを買ってみました。
ここではMとLの比較も含めサイズ感をお伝えします。

 

本体部分

本体部分は、MとL両サイズとも鼻からアゴにかけて被うことが出来ます。

ただ、Mサイズの本体部分は窮屈でつけ心地が悪いです。
僕は鼻高タイプなので、鼻が潰れてつけ心地が悪いです。
見た目もピッタリしていて若干の窮屈感は否めません。

対して、Lサイズの本体部分は、窮屈感はなく鼻が潰れないのでつけ心地はよいです。

 

ゴム紐部分

鼻高タイプの僕は、鼻先から耳までの長さが必要になります。
そのため、マスクを長時間すると耳が痛くなることが間々あります。

エアリズムマスクは、ゴム紐がほぼ伸びないため、装着するとM・Lともに耳が前方に引っ張られて痛いです。
特にMサイズは、短時間でさえつけてられないくらい、ゴム紐部分のつけ心地が悪いです。

 

表裏・上下の区別が難しい

エアリズムマスクを手にとってみて分かったのが、表裏・上下の区別が難しいという点です。
実際、表裏・上下を逆にしてつけている方は少なくないようです。

最近のオシャレマスクは、生地のサイド下部にロゴをプリントしています。
エアリズムマスクも、表裏が分かるよう目印として「AIRismⓁ」といったようにロゴが入っています。
しかし、その意図がユーザーに伝わっておらず、他のオシャレマスクと同様、「AIRismⓁ」がプリントされた面を表にしてつけてしまう方がいるようです。

エアリズムマスクに限っては、「AIRismⓁ」がプリントされた面を内側の下側にしてつけるのが正解です。
三層構造の観点から考えても、裏表を逆につけると呼吸がしづらいです。
また、上下逆につけると、隙間ができやすくなり、若干つけ心地も悪くなります。

くれぐれも、表裏・上下を間違えないようにしましょう。

 

スポーツには適さない

僕は趣味でランニングをするので、試しにエアリズムマスクを着用して走ってみました。
すると、息苦しくて着用してられませんでした。

エアリズムマスクは、ランニングをはじめスポーツ時の着用には全くと言っていいほど適していません。

 

メガネの曇り

僕は家ではメガネを掛けたり、パソコン作業をする際はブルーライトカットメガネを掛けたりするので、マスク選びの際は、「メガネが曇らないかどうか」を重視しています。

エアリズムマスクは、大きく口呼吸をすると一瞬だけメガネが曇りますが、それ以外は全くと言っていいほど曇りません。
フォット感があるので、呼吸で発生した蒸気がメガネにかからないのかもしれません。

ですので、エアリズムマスクはメガネの曇りに関して心配ないと言っていいでしょう。
ただ、大きめのマスクのサイズを選んでしまうと、隙間が出来たことによりメガネが曇るかもしれません。

 

洗濯機で洗える

エアリズムマスクは、洗濯機で洗うことが可能です。
最近は、洗って繰り返し使えるマスクが多く販売されているものの、よく見ると「洗濯機NG」という条件付きのものが多いです。

しかし、エアリズムマスクは洗濯機で洗うことが可能なので、忙しい人には重宝されるアイテムなのではないでしょうか。
その上、何回洗濯しても縮んだり、伸びたりしません。
僕は、家庭用洗剤と柔軟剤を使って洗濯機で10回以上洗っていますが、買った当初とつけ心地は変わりません。
生地がへたることもありません。
エアリズムマスクの耐久性の高さを感じます。

ユニクロは「20回洗濯しても高機能フィルターを一定効果を持続する」と発表していますが、効果を気にしないという方は、20回以上洗濯しても使い回してよいかもしれません。

ただ、エアリズムマスクを洗濯機で洗う場合は、以下に列記する注意点があるので気を付けましょう。

・ネットに入れて洗濯する
・漂白剤の使用NG
・乾燥機を使用NG

また、干す際は念のため日陰干しにした方がよいでしょう。
というのも、現在販売されているホワイトとグレイは、日焼けがしやすい色です。
天日干しをすると、ホワイトは黄色く変色し、グレイは色あせる可能性があります。
一度日焼けをすると、元には戻りません。
長持ちさせるためにも、日陰干しするのがベターでしょう。

 

男女別サイズの選び方

エアリズムはS、M、Lの3サイズ展開です。
大人の方は、MとLどちらがよいのか迷うのではないでしょうか。
そこで、男女別にサイズ選びの指標になるものをお伝えします。

 

男性

ユニクロが公表している通り、男性はLサイズがよいでしょう。
ただ、顔が大きめの方や、僕のように男性で鼻高の人は、そもそもエアリズムマスクは合わないかもしれません。

また、顔が小さめの男性はMサイズでも問題はないと思います。

 

女性

女性はMサイズでよいと思います。

小顔効果を狙いたい方は、顔が相対的に小さく見えるLサイズを選ぶのがベターでしょう。
また、僕のように僕のように鼻高タイプの方はLサイズがよいと思います。

 

他のマスクと比較

ここからは、他のマスクと比較してきます。

 

素材が異なるマスクと比較

まずは素材が異なるマスクとの比較を見ていきましょう。

  ウイルス予防 通気性 保湿・保温性 メガネの曇りにくさ 運動
不織布マスク △(ものによる)
ガーゼマスク(例:アベノマスク)
布マスク
ポリエステルマスク(例:ピッタマスク)
エアリズムマスク

以上の表を見てみると、ウイルス予防を重視するのであればエアリズムマスク、運動する際のマスクを重視するのであればポリエステルマスク(代表例:ピッタ)がよいでしょう。
実際、僕もランニングをする際は、ピッタマスクです。

不織布マスクは、ピンキリです。
粗悪乱造なものから、機能性に優れたものまで様々です。
ただし、一律して言えるのは、いずれの不織布マスクも通気性が低いという点です。
夏の炎天下で不織布マスクをすると、汗が滴り落ちアゴの部分が濡れます。
非常につけ心地が悪いです。

ガーゼマスクと布マスクは、粒子が大きい花粉などのカットには効果が期待出来ますが、ウイルスなどの小さい粒子をカットする効果は薄いです。
一方で、ガーゼマスクと布マスクは高い保湿性を発揮するので、喉が痛くて保湿したい場合などにはオススメです。

ポリウレタンマスクは、花粉やほこりなどの大きい粒子のカットを期待出来ますが、粒子が細かいウイルスの予防は期待出来ません。
一方で、ポリウレタンマスクは通気性に優れているので、運動時には適しています。
つばなどの粒子が大きいものの飛沫は防げるでしょう。
実際、僕も運動時には息苦しくならないポリウレタンマスクを着用しています。

 

無印の「繰り返し使えるマスク」と比較

同じ価格から比較されやすい無印の「繰り返し使えるマスク」と比較してみます。

  繰り返し使えるマスク エアリズムマスク
価格 2枚で税込999円(1枚当たり499.5円) 3枚で税込1,089円(1枚当たり363円)
回数 約30回(手洗いの場合) 20回
素材 本体…綿100%
ゴム紐…ナイロン・ポリウレタン(素材比率不明)
本体…ナイロン90%・ポリウレタン10%
ゴム紐…ポリエステル75%・ポリウレタン・13%・キュプラ12%
大きさ

繰り返し使えるマスク(フリーサイズ)とエアリズムマスク(Lサイズ)の大きさを比較

エアリズムマスク 無印 比較

※縦の長さはほぼ同じです。

メガネの曇り 曇りにくい 曇りにくい
通気性
ゴム紐のつけ心地
洗濯機 NG OK

 

価格

エアリズムマスクは20回使えることが保証されていて3枚入りの税込み1,089円です。
対して、無印の「繰り返し使えるマスク」は、30回の使用が保証されていて3枚入りの税込み999円です。

保証されている使用回数から、1回当たりの使用価格を算出してみます。

■繰り返し使えるマスク…1回当たり16.65円
■エアリズムマスク…1回当たり18.15円

「繰り返し使えるマスク」の方が、コスパは高いです。
わずかしか変わりませんが、コロナ禍で毎日マスクが手放せない日が続く情勢を考えると、この差はバカに出来ないかもしれません。

 

素材

素材だけで考えると、綿100%の「繰り返し使えるマスク」の方が肌に優しいと考えられます。
しかし、エアリズムマスクも肌面平滑性で作られているので肌に優しくつくられています。
化学繊維が苦手な敏感肌の方は、自然素材の綿で作られている「繰り返し使えるマスク」の方がよいかもしれません。

 

メガネの曇り

「繰り返し使えるマスク」は、ノイズワイヤが入っているので、隙間の調整が出来ます。
隙間なくつけることが出来るので、エアリズムマスクと同様、メガネは曇りにくいです。

 

通気性

通気性は、エアリズムマスクの方がよいです。
「繰り返し使えるマスク」は、綿素材を含んだ三層構造になっているだけあり息苦しさがあります。
少なくともスポーツ向きではありません。

 

ゴム紐のつけ心地

ゴム紐のつけ心地は、「繰り返し使えるマスク」の方がきつくないです。
エアリズムマスクより長めのゴムがつけられています。

 

ゴムのサイズ調整

エアリズムのマスクはゴム紐が短いので調整は必要ないと思いますが、中にはゴム紐の長さを調整したい方もいるでしょう。
そのような人は、マスクゴムストッパー調節するとよいでしょう。

 

最後に

マスクが手放せないこの情勢は、短くともあと1年は続くのではないでしょうか。
それだけに、マスクには質が求められます。

ユニクロのことなので、ネットの評判などを参考に、今後も3代目、4代目とさらにバージョンアップされたエアリズムが発売されることが予想されます。
来夏までには接触冷感効果が備えられたエアリズムマスクが登場しているのではないか、と僕は密かに期待しています。

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