長袖がお馴染みだったヒートテックに、
数年前から半袖が販売されるようになりました。
「なんで半袖が売っているんだろう」と懐疑的だった僕は、しばらく半袖のヒートテックに手を出さず、
長袖のヒートテックを愛用し続けていました。
しかし、暖房が効いた室内では、長袖ヒートテックを着用していると暑くなり、腕まくりをする機会が少なくありませんでした。
そこで、ヒートテック半袖を買って、試しに腕を通してみました。
すると、意外な魅力に気づいたのです。
今回は半袖のヒートテックの魅力についてお伝えします。
半袖ヒートテックの魅力
半袖ヒートテックの魅力は、主に以下の2つが挙げられます。
身体の中心に限定した保温
半袖ヒートテックを着ると、お腹や胸等、身体の中心に限定した保温が可能になります。
それにより、寒さからくる内蔵の冷えが予防されます。
実は、これはとても大切なことです。
というのも、体温の維持には、内臓が温められているかどうかが重要になると考えられているためです。
みなさんも親から「お腹を冷やさないように!」と言われた経験があるのではないでしょうか。
これは、お腹を冷やすと内臓も冷やすことになるからなんですよね。
つまり、身体の中心に限定した保温がされる半袖ヒートテックは、体温を維持するのに、とても理にかなったアイテムなのです。
腕まくりをしなくて済む
身体の中心に限定した保温が適うと、腕まくりをしないで済むようになります。
なぜ僕のように、長袖ヒートテックを着ると暑くなって腕まくりをするのでしょうか。
それは、内蔵から遠くなるにつれ温める必要性が低くなるにも関わらず、身体の中心と同じように腕も保温されるからと考えられます。
よくよく考えてみれば、極端に寒くない限り身体の末端部分である手や足、頭等は外気にさらしていても問題ありませんよね。
詰まるところ、身体の中心を温める半袖ヒートテックを着ていると、暖房が効いた部屋でも腕が暑くならずに済み、腕まくりする機会がグッと減るのです。
僕も以前は長袖のヒートテックしか着ていなかったのですが、
半袖の方を着るようになってから腕まくりをする機会がだいぶ減り快適です。
半袖ヒートテックの基本の重ね着
以上2つの魅力をさらに引き立てるためには、重ね着の仕方がカギを握ります。
僕が提案する半袖ヒートテックの基本の重ね着は下記です。
秋…「半袖ヒートテック」+「長袖Tシャツor長袖シャツ」+「アウター」
冬…「半袖ヒートテック」+「長袖Tシャツor長袖シャツ」+「ニット(セーターやカーディガン等)or裏起毛付パーカー」+「アウター」
上記に挙げた重ね着だと、腕が寒そうと思う方もいるでしょう。
しかし、前項でも触れている通り、身体の中心さえ温かければ問題ありません。
腕部分は、1枚少ないくらいが丁度よいのです。
また、長袖Tシャツ等の上に半袖ヒートテックを重ね着しないようにしましょう。
地肌にヒートテックを触れさせない重ね着は、ヒートテックの保温効果を半減させてしまうためです。
【関連記事】Tシャツの上にヒートテックを重ね着すると効果激減!?正しく着る順番とは
半袖と長袖どっちがいい?
これまで、半袖ヒートテックの魅力についてお伝えしましたが、
実のところ、半袖と長袖はどちらの方がよいのでしょうか。g
近年の異常気象のよる極寒の冬に備えて、初めてヒートテックにトライしようと考えている方は、半袖と長袖どっちにしようか迷うでしょう。
どちらにするかは、自身が寒いのが苦手かどうかで判断するとよいでしょう。
例えば次のように判断するとよいでしょう。
・寒いのが苦手な人なら長袖
・寒いのが苦手ではないけど、防寒対策をしたかったら半袖
ちなみに、僕は寒がりだけど暑がりです。なので、半袖と長袖両方使っています(笑)
ただ長袖ヒートテックを着る場合は、上に着る衣服を半袖に代えて、下記のような重ね着に変えるのがよいです。
秋…「長袖ヒートテック」+「半袖Tシャツor半袖シャツ」+「アウター」
冬…「長袖ヒートテック」+「半袖Tシャツor半袖シャツ」+「ニット(カーディガンやセーター等)or裏起毛付パーカー」+「アウター」
半袖同様、腕部分の枚数を減らすように調整するのがコツです。
半袖ヒートテックと夏
半袖ヒートテックは8月頃から販売されています。
そのため、夏から着れると思っている方もいるかもしれません。
しかし、半袖とはいえ、夏にヒートテックを着ると暑くなるので着用を避けましょう。
ではなぜ、夏真っ盛りの8月に半袖ヒートテックが店頭に並んでいるのでしょうか。
元アパレル店員の僕がズバリお答えします。
それは、間もなく迎える秋冬商戦に向けて宣伝する、という意図が隠されています。
来店したお客さんに向け「秋冬はこんな商品を取り揃えていますよ」と一足先に披露しているんですよね。
そして、夏が終わり涼しくなった際に再来店してもらおう、という目論見なのです。
これをするかしないかで秋冬の売上が変わってくる、というのがアパレル業界の定説です。
ヒートテックの半袖は通常タイプのみ
ヒートテックの半袖は通常タイプしかラインナップされていません。極暖(エクストラウォーム)や超極暖(ウルトラエクストラウォーム)には半袖はありません。
(関連記事)【比較】ヒートテック、極暖、超極暖 を着比べてみたら結構違った
また、以前は半袖のヒートテックシームレスが販売されていました。
しかし、需要がなかったのか現在は販売されていません。
【関連記事】2017年新発売のヒートテック「シームレスタイプ」を着てみたら、従来のモノと違った
終わりに
半袖ヒートテックを着ると、身体の中心に限定した保温がされるため、腕まくりをしないで済む等のメリットがあります。
そのメリットを最大限に活かすためには、重ね着の仕方がカギを握ります。
半袖ヒートテックを購入する方は、本記事で紹介した重ね着の仕方をぜひ実践してみてください。
きっと、丁度いい体温調整が実現されます!