現在ユニクロでは様々な種類のジーンズが販売されています。
EZYスキニーフィットジーンズに、ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ、
さらには、ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズなど、、、
商品名を見ただけでは、違いが何なのか理解するのがとても難しいと言えるでしょう。
実際にジーンズ売場に行ってみると、
「コレとコレ、何が違うんですか?」
と聞くお客さんも見受けられました。
元アパレル店員の僕でさえ、いったいどこが違うのか苦しむほどです。
ただ、試着してみることで、ようやく違いを理解することが出来ました。
そこで、本記事では、分かりにくいメンズのユニクロジーンズの違いについてお伝えしたいと思います。
ジーンズは「履き心地」が大事
ユニクロのジーンズの違いが分かりにくくなっている要因にまず挙げられるのが極端に違いがないということです。
そのため、履いてみないと違いが分からないというのがユニクロジーンズの特徴と言えるでしょう。
また、ジーンズを試着することでと「自分の下半身のスタイルに合っているかどうか」の確認が出来ます。
・よく自転車に乗るからふくらはぎが太い
・元野球部だったから太ももとお尻辺りが大きい
・全体的に太い
・全体的に細い
この下半身のスタイルによって、同じジーンズでも「合う」「合わない」は異なります。
僕が店員をやっていた頃、よくこんな声を聞いていました。
「僕に合うジーンズはどれですかね?」
「似合うジーンズがないんです。」
これは、自分の下半身のスタイルに合ったジーンズを知らないとも言えるでしょう。
つまり、ジーンズ選びは「自分の下半身スタイルに合った”履き心地”」が大事なのです。
かく言う僕は、坂道の多い道を自転車通勤をしていた経験があるため、ふくらはぎが太めです。
よって、ジーンズ選びをする際は、ふくらはぎに合わせて決めます。
「いいんだけど、ふくらはぎがきついんだよなぁ」と感じれば購入しません。
悲しいかな、いいと思ったジーンズをいざ試着してみると
イメージと違った、なんてことは間々あるのです。
『履き心地 比較表』をつくってみた
では、本題のユニクロジーンズを試しに履いてみた”履き心地”をお伝えします。
ユニクロジーンズのラインナップは、下記画像のようになっています。
これだけでは、履き心地が伝わりませんよね。
実際に僕が履いてみた感想を交えて以下の表に変化させてみました。
股上 | シルエット | 履き心地など | サイズ・カラー・値段 | |
①ワイドフィットテーパードジーンズ | 深め | テーパード(裾に向かってシェイプされたシルエットのパンツ) |
■印象…全体的にゆったり |
■サイズ ■カラー ■値段 |
②レギュラーフィットジーンズ(テーパード) | 深め | テーパード(裾に向かってシェイプされたシルエットのパンツ) |
■印象…全体的にゆったり、「①ワイドフィットテーパードジーンズ」よりやや細い |
■サイズ ■カラー ■値段 |
③クラシックフィットジーンズ | 普通 | ストレート |
■印象…全体的に太くもなく細くない普通の太さ、「②レギュラーフィットジーンズ(テーパード)」の太もも部分をやや細くした形 |
■サイズ ■カラー ■値段 |
④ストレッチセルビッジ スリムフィットジーンズ |
浅め(ローライズ) | ストレート |
■印象…全体的にやや細め、「③クラシックフィットジーンズ」を細くした形 |
■サイズ ■カラー ■値段 |
⑤スリムフィットジーンズ | 浅め(ローライズ) | ストレート |
■印象…全体的にやや細め、「④ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ」とほぼ同型だが少し細い印象 |
■サイズ ■カラー ■値段 |
⑥EZYジーンズ | 普通 | テーパード(裾に向かってシェイプされたシルエットのパンツ) |
■印象…膝から上はゆったりめ、膝から下は細め |
■サイズ ■カラー ■値段 |
⑦EZYスキニー フィットカラージーンズ |
浅め(ローライズ) | テーパード |
■印象:全体的にスリム |
■サイズ ■カラー ■値段 |
⑧ウルトラストレッチ スキニーフィットジーンズ |
浅め(ローライズ) | テーパード |
■印象…「④ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ」をさらに細くした形 |
■サイズ ■カラー ■値段 |
目的別ジーンズ選び
さて、ここからは
「スキニーを求めている方」
「自宅兼用出来るストレッチ素材を求めている方」
「作業着用」
「夏用」
と目的別に区分けしてみました。
スキニーを求めている方
ユニクロジーンズは、「スリム」や「フィット」など、スキニーパンツであることを示しているであろう単語が商品名についていますが、
そのスキニー度合いはパッと見は分かりづらいです。
そこで、スキニージーンズの購入を検討している方向けに下記の表を作ってみました。
スキニー度合い | 種類 |
スキニーではない | ①ワイドフィットテーパードジーンズ ②レギュラーフィットジーンズ(テーパード) ③クラシックフィットジーンズ |
スキニー気味 | ⑥EZYジーンズ |
まさにスキニー | ④ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ ⑤スリムフィットジーンズ ⑦EZYスキニーフィットカラージーンズ ⑧ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ |
自宅兼用出来るストレッチ素材を求めている方
休日の日に、自宅で履けて外出用としても問題ない、一石二鳥のジーンズを求めている方もいるかと思います。
やはり、そのようなジーンズを選ぶ際に気になるのは、ストレッチが効いているかどうか、という点でしょう。
ストレッチがすごく効いていて「最適」「適している」「適していない」で、以下に分けてみました。
ストレッチ | 種類 |
すごく効いていて最適 | ⑥EZYジーンズ ⑧ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ |
効いていて適している | ⑤スリムフィットジーンズ ⑦EZYスキニーフィットカラージーンズ |
ほぼ効いていないため適していない | ①ワイドフィットテーパードジーンズ ②レギュラーフィットジーンズ(テーパード) ③クラシックフィットジーンズ ④ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ |
作業着用
デニムはしっかりとした素材であることから、作業着用として履く方も多いのではないでしょうか。
その際、重要視するのは、簡単には穴が空いたりすることのないしっかりめの生地であるかどうかではないでしょうか。
それを重点に考えると、適しているジーンズ、適していないジーンズは以下の通りになります。
生地 | 種類 |
最適 | ①ワイドフィットテーパードジーンズ ②レギュラーフィットジーンズ(テーパード) ③クラシックフィットジーンズ ④ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ |
適している | ⑤スリムフィットジーンズ ⑦EZYスキニーフィットカラージーンズ |
適していない | ⑥EZYジーンズ ⑧ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ |
夏用
ジーンズは保温性があるため、一般的に蒸し暑い夏に履くのは適していません。
とはいえ、夏でもジーンズを履きたいという方も少なくないでしょう。
そこで、夏でも履けるジーンズをピックアップしてみました。
オンス(生地の厚さ)を判断基準にして、薄いものは夏でも履ける、厚いものは夏は履けない、といったように分けてみました。
夏も履ける | ⑤スリムフィットジーンズ ⑦EZYスキニーフィットカラージーンズ ⑧ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ |
夏は履けない | ①ワイドフィットテーパードジーンズ ②レギュラーフィットジーンズ(テーパード) ③クラシックフィットジーンズ ④ストレッチセルビッジスリムフィットジーンズ ⑥EZYジーンズ |
終わりに
ユニクロジーンズは違いが大きくないことから、まず試着してみることが大切です。
その際は、自分の下半身スタイルに合った”履き心地”のものを選びましょう。
本記事の表と見比べながら、あなたに合ったユニクロジーンズ選びの一助になっていただけたら幸いです。