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メンズコーデの基本シルエット「Yライン・Aライン・Iライン」とは?

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ファッションアイテムは、1つひとつは自分に似合っていても、組み合わせ次第で、ダサく見えることがあります。
そのような場合、実はコーディネートのシルエットがダサい要因になっている可能性が考えられます。

コーディネートのシルエットは、衣服の着用時に形成される外形や輪郭のことを指します。
そのシルエットの基本を理解すると、コーディネートのバランス感覚が養われ、オシャレをワンランクアップさせることができるのです。

メンズファッションのコーディネートのシルエットは、「Yライン・Aライン・Iライン」が基本です。

本記事では、それらのシルエットの「作り方」「メリット」「おすすめの人」「おすすめしない人」について説明していきたいと思います。

 

基本のシルエット

それではさっそく、メンズファッションのコーディネートの基本シルエット「Yライン・Aライン・Iライン」について、それぞれ説明していきます。

 

Yライン

yライン コーデ メンズ

Yラインとは、上の画像のように上半身から下半身に向かってY字型に絞られたシルエットのことを指します。
別称、Vラインと呼ばれています。

 

作り方

■ボリュームが出るトップスを身に着ける

Yラインは、Y字型のシルエットを作るためにボリュームが出るトップスを身に着ける必要があります。
ボリュームが出るトップスは、ロングアウターダウンジャケット、ビッグシルエットのTシャツシャツなどが挙げられます。
スヌードマフラーなどの小物などでボリュームを出すと、さらにYラインが強調され、オシャレ度がグッとアップします。

■スキニーあるいはテーパードのパンツを穿く

Y字型のシルエットをつくるために、パンツはスキニーあるいはテーパードを穿きましょう。
テーパードパンツは、こなれた雰囲気が出るのでおすすめです。

■スッキリとした靴を履く

Yラインの場合、ボリュームのないスッキリとした靴を履きましょう。
それは、きれいなY字型シルエットを作れるためです。
スッキリとした靴は、シンプルスニーカーローファーなどが挙げらえます。

 

メリット

■脚が長く見える

 Yラインは、上半身のボリュームが出るため、相対的に下半身が細く見えます。
細く見えると、脚が縦に引き延ばされる視覚効果が生まれます。
そのため、Yラインにすると脚が長く見えるのです。

■肩幅が広く見える

Yラインは上半身のボリュームを出すため、肩幅が広く見える効果があります。
それにより、男性らしさを演出することができます。

 

おすすめの人

■肩幅が狭い方

Yラインは、肩幅が狭い方におすすめです。
Yラインは上半身にボリュームが出るため、狭い肩幅を視覚的にカバーできます。
それにより、男性らしさを演出することができます。

■ぽっこりお腹の方

ぽっこりお腹の方にYラインをおすすめします。
上半身にボリュームが出るYラインは、ぽっこりお腹を隠す視覚効果があるためです。

 

おすすめしない人

■下半身が太めの方

下半身が太めの方にYラインはおすすめしません。
というのも、Yラインは上半身から下半身に向かってY字型に絞られたシルエットを作るからこそ、オシャレに見える効果があります。
しかし下半身が太いと、それが妨げになって、きれいなY字型シルエットを作れない可能性があるのです。
そのため、下半身が太めの方には、Yラインはおすすめしません。

 

Aライン

aライン コーデ メンズ

Aラインは、アルファベットの「A」のように、上半身よりも下半身が広がっているシルエットのことを指します。

 

作り方

■すっきりとしたシルエットのトップスを着用する

Aラインは、A字型を作るために、上半身にすっきりとしたシルエットのトップスを着用します。
すっきりとしたシルエットのトップスは、Tシャツシャツポロシャツなど、シンプルなアイテムが挙げられます。

■ロング丈のトップスを着用する

ロング丈のトップスもAラインを作るための手段になります。
ロング丈にすると丈が長い分、下重心になるため、視覚的にA字型になるのです。

■太めのパンツを穿く

A字型のシルエット作るために、太めのパンツを着用して下半身にボリュームを持たせます。
太めのパンツは、ワイドパンツオーバーサイズジーンズなどが挙げられます。

 

メリット

■男性らしさを表現できる

Aラインは下半身の方が太いシルエットになるため、腰から下が、がっしりと見える効果があります。
がっしりとした下半身は力強さのアピールに繋がるため、男性的らしさを表現することができるです。

■お尻や太もものシルエットをぼかせる

Aラインでは、太めのパンツを穿きます。
すると、お尻や太もものシルエットをぼかすことができます。

 

おすすめの人

■逆三角形体型の人

肩幅が広い逆三角形体型の人にAラインはおすすめです。
逆三角形体型の人がすっきりとしたシルエットのトップスを着ると、見栄えがよいためです。

■下半身の太さにコンプレックスを持っている方

下半身の太さにコンプレックスを持っている方に、Aラインがおすすめです。
下半身の太さを利用して、きれいなAラインのシルエットを作ることができるためです。

 

おすすめしない人

■肩幅が狭い方

肩幅が狭い方がAラインにすると、華奢な体型が悪目立ちする可能性があります。
そのため、肩幅が狭い方にはAラインをおすすめしません。

■低身長の方

低身長の方には、Aラインをおすすめしません。
Aラインは、下半身にボリュームを持たせるため、下方が強調されます。
すると、実際の身長より小さく見えます。
さらに身長が低く見えてしまうおそれがあるため、低身長の方にはAラインはおすすめしません。

 

Iライン

iラインシルエット メンズ

Iラインとは、アルファベットの「I」のように、身体のラインがタイトで直線的になるシルエットのことを指します。

 

作り方

■すっきりしたアイテムで統一する

全身をすっきりしたアイテムで統一するとIラインを作ることができます。
トップスは、Tシャツシャツなどの身体にフィットするアイテムを選びましょう。
パンツも、ストレートスリムフィットなど体のラインにフィットするアイテムをチョイスするのがベターです。

 

メリット

■スマートな印象を与える

Iラインは、スーツスタイルと同じようなシルエットです。
そのため、
スマートな印象を演出することができるのです。

■身長が高く見える

Iラインは直線的なシルエットなので、縦のラインが強調されます。
すると、実際の身長より高く見える効果があるのです。

■失敗しづらい

Iラインは、失敗しづらいです。
というのも、Iラインにする場合、シンプルなアイテムがメインになります。
そのため、コーディネートの難易度が低く、失敗しづらいのです。
Iラインは、ファッション初心者でも取り入れやすいシルエットと言えるでしょう。

 

おすすめの人

■低身長が気になる方

低身長が気になる方に、Iラインはおすすめです。
前述の通り、Iラインには実際の身長より高く見える効果があるためです。

■女性モテを意識する人

女性モテを意識する人に、Iラインはおすすめです。
Iラインは、スーツスタイルに似たシルエットのため、スマートな男性像を演出することができます。
女性はスマートな男性に対し、知的で洗練された魅力を感じる傾向にあります。
そのため、女性モテを意識する方に、Iラインはおすすめなのです。

■細身の人

細身の人にも、Iラインがおすすめです。
細身の人がIラインにすると、身体のラインをスタイリッシュに見せることができるためです。

 

おすすめしない人

■がっちり・筋肉質の方

がっちり・筋肉質の方には、Iラインはおすすめしません。
確かに、がっちり・筋肉質の方がIラインにすると、筋肉隆々な肉体を誇示できます。
しかし、身体に凹凸があるため、きれいな「I」のシルエットを作ることができません。
そのため、NGではありませんが、おすすめはしません。

 

新たなシルエット

従来は、以上で解説した3つがメンズファッションの主要なシルエットでした。

そんな中、近年では男性がファッションに自由なスタイルや個性を求める傾向にあります。
その結果、新たなシルエットである「Xライン」「Hライン」「Oライン」が注目を集めるようになったのです。

以下では、「Xライン」「Hライン」「Oライン」について説明していきたいと思います。

【関連記事】歴史から紐解く今後のメンズファッションの主流:世代別おすすめのブランド・雑誌・通販サイトも紹介

 

Xライン

xライン コーデ メンズ

Xラインとは、アルファベットの「X」のように、ウエストのくびれが強調されたシルエットのことをいいます。
元々、Xラインはレディースファッションで取り入れられていたシルエットです。

 

作り方

■ウエストがシェイプされたトップスを着る

ウエストがシェイプされたトップスを着ましょう。
そうすることにより、くびれができ、「X」のシルエットを作れるためです。
ウエストがシェイプされたメンズのトップスの代表格は、シャツが挙げられます。

ウエストがシェイプされたシャツはこちらからご覧になれます。

■肩が強調されたトップスを着る

肩が強調されたトップスを着ると、肩幅が広く見えるため「X」のラインを作りやすくなります。
肩が強調されたトップスは、肩パット入りのジャケットやシャツなどが挙げられます。

■トップスをパンツにインする

トップスをパンツにインすることで、ウエストが身体のラインに沿うようになります。
それにより、「X」のシルエットを作ることができます。

 

メリット

■男性らしい印象を与える

Xラインは男性らしい印象を与えることができます。
それは、ウエストを引き締めることで肩幅が広く見えるためです。

広い肩幅には、堂々とした印象を与える視覚効果があります。
その効果が、男性らしさに繋がるのです。

■シャープな印象を与える

ウエストを引き締めるため、実際の体型より引き締まって見えます。
それにより、シャープな印象を与えることができるのです。

 

おすすめの人

■スリム体型の人

Xラインは、スリム体型の人におすすめです。
スリム体型の人がXラインにすると、絞れたくびれを作ることができるためです。

■シャープな印象を求める人

シャープな印象を与えたい人にも、Xラインはおすすめです。
特に、フォーマルなシーンでシュッとした印象を与えたい場合におすすめです。

■男性らしい体型を魅力的に見せたい人

肩幅が広いなど男性らしい体型の方がXラインにすると、より魅力的な体型に見えます。
ですので、自分の体型をさらに魅力的に見せたい方にXラインをおすすめします。

 

おすすめしない人

■お腹周りが気になる方

Xラインは、くびれを強調するシルエットです。
お腹周りが気になる方やウエストがあまり細くない方がXラインを試みると、ウエストの絞りが十分に表現されない可能性があります。
きれいなX字型のくびれを作り出せないかもしれないので、Xラインはおすすめしません。

■ファッション初心者

Xラインは絶妙なバランスが必要になるため、他のシルエットに比べて難易度が高いです。
ですので、ファッション初心者にはおすすめしません。

 

Hライン

hライン コーデ メンズ

Hラインとは、上半身と下半身の両方にボリュームを持たせるシルエットのことを指します。
Xラインと同様、Hラインも従来からレディースファッションに取り入れられているシルエットです。

 

作り方

■オーバーサイズトップスとワイドパンツを組み合わせる

Hラインにする際、普段着ているサイズより大きいサイズのアイテムで全身を統一するのは避けましょう。
それを行うと、だらしない印象が強くなるためです。

Hラインにする場合は、単にサイズを大きくするのではなく、トップスにオーバーサイズトップス、ボトムスにワイドパンツを合わせるのがセオリーです。
そうすることにより、適度なボリューム感を出すことができるのです。

また、オーバーオールや、つなぎを着れば簡単にHラインにすることが可能です。

■ストレートシルエットのトップスを着る

トップスは、サイズ感だけでなくシルエットも肝心です。
身体のラインが強調されないストレートシルエットのトップスを選びましょう。
例えば、パーカーやルーズフィットのシャツTシャツボックスシルエットシャツなどがストレートシルエットのトップスに挙げらえます。

 

メリット

■親しみやすい印象がある

Hラインは、上下ともにボリュームが出るためラフな印象を与えます。
かしこまったイメージがないため、Hラインは親しみやすさを与えることができるのです。

■体型を隠せる

Hラインは、身体のラインが出ません。
そのため、体型を隠すことができます。

■動きやすい

Hラインは、衣服が身体にフィットしないシルエットのため、引き締め作用が少ないです。
そのため、動きやすいメリットがあります。

 

おすすめの人

■体型にコンプレックスをお持ちの方

Hラインは、上下ともにボリュームを持たせるため、体型を拾いません。
ですので、体型にコンプレックスをお持ちの方にHラインはおすすめです。

 

おすすめしない人

■身体が全体的に華奢な方

身体が全体的に華奢な方には、Hラインはおすすめしません。
着せられている感が出てしまい、ルーズな印象を与えてしまうおそれがあるためです。

■ボディラインを強調したい人

ボディラインを強調したい人に、Hラインはおすすめしません。
Hラインはボディラインが出ないためです。

 

Oライン

oライン コーデ メンズ

Oラインとは、足首部分に向かって細くなっていくシルエットのことを指します。
曲線を描くシルエットであることからOラインと呼ばれています。
Hラインシルエットと同様に、全体的にビッグシルエットになります。

 

作り方

■オーバーサイズやルーズフィットのトップスを合わせる

トップスは、オーバーサイズルーズフィットのものを選ぶとOラインにすることができます。
また、O字の真ん中の膨らみ部分を表現するためにロング丈のトップスを着るのも一手です。

■テーパードパンツを穿く

O字型を描くために、足首部分に向かって細くなっていくパンツを穿きます。
おすすめのアイテムは、テーパードパンツです。

■ロールアップやソックスインを行う

足首部分に向かって細くなっていくパンツを穿かなくても、Oラインにする方法があります。
それは、パンツのロールアップとソックスインです。
それらを行と、身体の細い部位である足首のラインを出すことができるためです。
すると、O字型を表現することができるのです。

【関連記事】
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メリット

■親しみやすい印象がある

人は、丸いフォルムに柔らかさや温かみを感じる傾向にあります。
ですので、曲線を描くOラインには親しみやすさを与えるメリットがあるのです。

■腰・お尻周りの体型を隠せる

腰・お尻周りの体型を隠せるメリットがあります。
Oラインは、胴体と脚にボリュームを持たせるため、腰・お尻周りの身体のラインを拾わないのです。

■動きやすい

Oラインは、衣服が身体にフィットしないシルエットのため、引き締め作用が少ないです。
そのため、動きやすいメリットがあります。

 

おすすめの人

腰・お尻周りの体型を隠したい人

Oラインは、胴体と脚にボリュームを持たせるシルエットのため、腰・お尻周りの体型を拾いません。
ですので、腰・お尻周りの体型を隠したい方にOラインがおすすめです。

■アクティブに動く人

Oラインは、アクティブに動く人におすすめのシルエットです。
Oラインでルーズなシルエットのため、身体の動きが制限されずに動きやすさを確保できます。
また、足首が絞られているため、アクティブに動く際に裾が邪魔になることもありません。
そのため、Oラインシルエットは、アクティブな人にとっておすすめのシルエットなのです。

 

おすすめしない人

■身体が全体的に華奢な方

身体が全体的に華奢な方がOラインにすると、ブカブカな印象が強くなり着せられている感が出てしまいます。
ルーズな印象を与えてしまうおそれがあるため、Oラインはおすすめしません。

■ボディラインを強調したい人

ボディラインを強調したい人に、Oラインはおすすめしません。
既述の通り、Oラインはボディラインが出ないためです。

 

まとめ

本記事では、メンズファッションのシルエットに焦点を当て、基本のシルエット「Yライン・Aライン・Iライン」と、新たなシルエット「Xライン・Hライン・Oライン」について解説しました。

自分の体型に合ったシルエットを選ぶことで、バランスの取れたコーディネートを実現できます。
この記事では、それぞれのシルエットにおすすめの人やおすすめしない人を紹介しました。
これらの情報を参考にして、自分に合いそうなシルエットを選んでみてください。

ファッションは個性を表現する手段です。
シルエットを意識したファッションスタイルを楽しんで、魅力的なコーディネートを実現させましょう。

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かめたく

ファッションとプロレスをこよなく愛する元アパレル店員。独自理論に基づいた着こなし術や人気ファッションアイテムの体験記。また、マニアックな視点から捉えたプロレスの魅力をお伝えします。

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