みなさんはコーデを考える際、靴下についてこのように四苦八苦した経験ありませんか。
・スキニーパンツの裾から見える靴下がイマイチ
・靴下見せするとダサくなってしまう
このような悩みから靴下を見せるコーデを諦めていませんか?
確かに「靴下見せコーデ」は難しいように感じるでしょう。
しかし、”ある表現方法”を理解すれば、一見難しく思える「靴下見せコーデ」も自由自在なのです。
髪の毛をセットしてカッコいい自分になれるように
靴下が見えるくるぶし部分をキメて、カッコいい自分を表現してみませんか?
そこで今回は、メンズの「靴下見せコーデ」について解説していきます。
”くるぶしスペース”は「自己表現の場」
最近では、ボトムをロールアップしたスタイルや、クロップドパンツ(くるぶし丈のパンツ)等が浸透していることから
パンツと靴の間に出来た”くるぶしスペース”を活かした「靴下見せコーデ」がトレンドになっています。
この”くるぶしスペース”は、新たに生まれた「自己表現の場」と言ってもいいでしょう。
また、「靴下見せコーデ」にしなくても、
階段を上り下りしたり椅子に座ったりすると、裾が上がって靴下が見えることもあります。
”見えないところまでオシャレをする”という言葉もあるように、靴下まで気を使うのは、
オシャレへの近道とも言えるでしょう。
靴下の種類
まずはじめに、「靴下見せコーデ」の説明に入る前に、主な靴下の種類を5つお伝えします。
季節や用途に合わせて、この5種類を履き分けるようにしましょう。
【種類①】カバーソックス
カバーソックスとは、履き口が足の甲部分にあり足底を覆うようになっている靴下のことを指します。
ローファー等の甲がやや広めな靴に、カバーソックスを履くと上記のようにまるで履いていないかのように見えます。
暑い夏の時期に、クロップド(半端丈)パンツを履く場合は、
このカバーソックスを履くと素肌が見え、コーデに軽さや涼しさを演出することが出来てグッドです。
逆に、寒い冬の時期にカバーソックスを履くことは避けましょう。
寒いのに素肌が見えると、季節感がなくダサく見えてしまう可能性があります。
【種類②】スニーカーソックス(アンクレットソックス・くるぶしソックス)
くるぶし下までの長さの靴下のことをスニーカーソックスと呼びます。
くるぶしソックスやアンクレットソックスともいわれます。
ローカットスニーカー等に履くと目立たない長さの靴下です。
春や夏にスニーカーソックスを履くと上画像の左のように涼しさを演出できて、季節とマッチするでしょう。
対して、秋冬は寒そうに見えてしまうため避けましょう。
【種類③】ショートソックス
ショートソックスとは、くるぶしを覆うくらいの長さの靴下のことを指します。
ショートパンツを履いた靴下見せコーデの際に、活躍出来るソックスです。
【種類④】クルーソックス
クルーソックスは最も一般的な靴下で、ふくらはぎ中部までの長さのものを指します。
使い勝手のよさから、スポーツスタイルやスーツスタイル等、様々なシーンに活用出来るのが特徴です。
また、短すぎず長すぎずの丁度よい長さなので、一年を通して履くことが出来るソックスでもあります。
【種類⑤】ハイソックス
防寒用としても使用されるのがハイソックスです。
丈の長さが膝下まである長めの靴下です。
表現方法
お待たせしました。それでは「靴下見せコーデ」について説明をしていきます。
冒頭で触れた”ある表現方法”とは、以下の2つになります。
「脇役」
「主役」
この2つを使い分けて、くるぶしスペースを活かした自己表現をしていきます。
では、「脇役」と「主役」とは、どういう意味なのでしょうか。
代表的なコーデ例を交えながら、個々にお話していきます。
「脇役」=「ボトムや靴などと色を合わせる」
「脇役」とは、コーデを引き立てる役割を指します。
つまり、くるぶしスペースが脇役となり、コーデを引き立てる靴下を履きます。
その代表コーデは、「ボトムや靴と色を合わせる」です。
下の画像①〜③を見ながら説明していきます。
①は黒いパンツと黒い靴に、暗い色合いのチャコール色の靴下を合わせたコーデです。
②は、クロップドパンツと靴、靴下が全て黒で統一したシックな組み合わせにしています。
③はボトムのカーキ色に似たグリーンの靴下を履いています。
なので、靴下がボトムの色と馴染んで統一感がでますね。
「主役」=「派手な色や柄の靴下を履いてコーデを地味にする」
対して「主役」とは、くるぶしスペースを全面的に押し出すことをいいます。
要するに、コーデが「脇役」で靴下が「主役」になるのです。
代表的なコーデに上画像のように「派手な色や柄の靴下を履いてコーデをシックにする」が挙げられます。
例えば、柄物であればボーダーやタイダイ等があります。
また、派手な色でしたら、赤やピンク、水色、黄色等が挙げられるでしょう。
ここから先は「靴下見せコーデ」を、「脇役」と「主役」を軸にご紹介したいと思います。
靴の種類別”靴下コーデ”
はじめは、靴の種類別で”靴下コーデ”をみていきましょう。
スニーカー
スニーカーにはそれぞれあるので、それぞれみていきます。
白スニーカー
白スニーカーの場合は、チョイスする靴下を次のように使い分けましょう
■脇役
白の靴下を合わせることで統一感のある仕上がりになります。
足元の軽やかさのアップして、春などの暖かくて気持ちが浮足立つ季節にピッタリですね。
■主役
赤などの原色や、ボーダーなどの柄物の靴下を合わせることで、
無彩色(白や黒、グレイなどを指す色の総称)の白スニーカーが、靴下を際立たせることが出来ます。
春にはピンクや水色と合わせると爽やかでオススメです。
夏にはタイダイ柄のソックスもいいでしょう。
自信の靴下をお持ちでしたら、白スニーカーと合わせると目立たせることを可能としてくれるでしょう。
黒スニーカー
黒スニーカーを履く際は、次のようなに靴下を選ぶとよいでしょう。
■脇役
黒いスニーカーに、黒もしくはダークグレーの靴下を履くと
色が馴染んで、統一のあるコーデに仕上がります。
靴下コーデに慣れていない方などは、この合わせ方から実践すると失敗しないでしょう。
■主役
黒スニーカーに黒いパンツを履き、白や原色、柄物の靴下を履くとグッドです。
この靴下を黒で挟む方法は、初心者の方にも取り組みやすいコーデなので、とてもオススメです。
コンバースのハイカットスニーカー
コンバースといったらハイカット。
上の画像のようにパンツをロールアップし、靴下をチラ見せするくらいに留めるとよいでしょう。
その際は、靴下の色をコンバースのスニーカー、もしくはパンツの色に合わせましょう。
そうすることで、靴下がコーデに馴染み、効果的な演出が出来るでしょう。
ニューパランス・ナイキスニーカー
スニーカーで人気の高いニューバランスとナイキ。
この2ブランドが出す人気のスニーカーはランニングシューズタイプが多いことことから、甲の高さが浅めにつくられています。
そのため、上画像のように細めのパンツ等を履くとロールアップをしていなくても靴下が見えてしまいます。
そこで大切なのが、靴下をコーデに馴染めされる、ということです。
よって、先述したとおり「脇役」の考え方で靴下選びをするとよいでしょう。
もちろん、あえて靴下を目立たせたいのであれば「主役」の考え方で、
派手な色や柄物の靴下をチョイスしましょう。
ローファー・革靴・オペラシューズ
ローファーや革靴、オペラシューズ等は甲が浅いことから、靴下がよく見えます。
これらの靴の色は、黒とブラウンなどが多いです。
上記画像のように「主役」と「脇役」に使い分けて靴下をチョイスするといよいでしょう。
ブーツ
最近、ドクターマーチン等のブーツを履く際に多めにロールアップをして靴下を見せるスタイルが増えています。
コンバースのハイカットを履く場合と同様、上記画像のようにチラ見せを意識するのがポイントです。
スポーツサンダル
最近、スポーツサンダルに靴下を合わせるコーデがトレンドになっています。
このコーデは、特に春夏に活躍します。
ロング丈のパンツに合わせる場合は、既述の「主役」「脇役」の考え方で合わせていけばOKです。
少し難易度が高いのが、ショートパンツに合わせるケースです。
その際、大切なのが「靴下の丈の長さ」です。
一番のオススメは、ショートソックスです。
上記画像の右のようにショートソックスを合わせることで
足元をスポーティーに演出することが出来るのです。
パンツの種類別
最後は、履くことが多いであろう、
ブルーデニムとベージュのチノパンに合わせる靴下についてを紹介します。
ブルーデニム
ブルーデニムには、白い靴下が非常に合います。
靴下コーデに自信のない方は、この合わせ方を実践すれば、まず失敗することはないでしょう。
また、ブルーと反対色の赤の靴下を合わせのもいいでしょう。
■反対色とは
反対色とは、上図の色相環において対角にある色を指します。
対になっている色同士を組み合わせると、お互いを引き立たせる効果があります。
ベージュのチノパン
チノパンと言えばベージュ。
ブルーデニム同様、ベージュのチノパンにも白い靴下がオススメです。
また、ベージュと赤と相性がよいので、赤い靴下を合わせるのもオシャレを演出出来ます。
最後に
一部では、「スニーカーから靴下が見えるのはダサい」なんて声もあります。
ですが、「主役」と「脇役」2つの表現方法を理解すれば、”くるぶしスペース”という「自己表現の場」をおおいに活かした靴下コーデが実現されます。
【関連記事】スニーカーから靴下が見えるのはダサい?おしゃれに見せるコツとコーディネート例を紹介
本記事を参考に、ぜひ他のメンズと差をつけた「靴下見せコーデ」をマスターして、オシャレでカッコいい自分を表現してみてください。