先日、プロレスラー天龍源一郎の引退までの1年を密着したドキュメンタリー映画「LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」を観にいってきました。
天龍の生き様が見られる
天龍と言えば2011年61歳の時に腰部脊柱菅狭窄症の治療で二度の手術をして以降、
レスラーとして満足な動きが出来ませんでした。
密着している映像には、
普段は杖をついて歩いている姿や、
試合に向けてたくさんのサポーターをつけている姿が映し出されていました。
歩く事さえままならないのに、
何が天龍をそこまで突き動かしているのかがインタビューとともに描かれていました。
僕は、天龍の引退試合である、対オカダ・カズチカを
生中継の映像で観ていたのですが、
その際、久しぶりに見る天龍の姿に驚かされたのを思い出しました。
ゆっくりしか歩けないし、まして走れない。
相手を持ち上げることもできない。
出す技は張り手かグーパンチ、技らしい技なんて出せない。
何も出来ずオカダにサンドバックのように蹴られまくっていた。
そんなことになるなんて天龍自身予想できたろうに、
なぜあえて今旬のオカダ・カズチカを引退試合の相手に指名したのか、
僕にはその時不思議に感じました。
だけど、試合後に「負けたー!」と本気で悔しそうに叫んだ姿から、
天龍はオカダに本当に勝つ気だったんだと気付かされました。
そこまで突き動かす天龍のレスラーとしてのスゴみを思い知らされたのと同時に、
最高にカッコ悪くて最高にカッコ良かった引退試合に感動したのを覚えています。
見た者に様々な感動をもたらした引退試合までの天龍の生き様を、
そして彼の心の内を、
このドキュメンタリー映画で観ることができました!
家族愛が見れる
この映画は天龍の生き様だけでなく、家族愛も描かれています。
メインは娘との関係です。天龍の娘は、天龍プロジェクトの代表・嶋田紋奈です。
紋奈は天龍を裏方から支え、そんな紋奈に感謝し気遣う天龍の姿を観ることができます。
錚々たる顔ぶれが劇中に登場する
天龍の引退ロード終盤に差し掛かると試合を控えた天龍のもとにゆかりのある選手が姿を現し、
和気藹々と会話する選手たちの素の表情が描かれていました。
小橋建太やスタン・ハンセン、
天龍同盟のメンバーであった川田利明や小川良成と
錚々たる顔ぶれが登場して天龍が
どれほど偉大なレスラーなのかを感じることができる一場面でもありました。
まとめ
この映画は天龍の生き様に感動し、家族愛にも感動する映画でした。
涙した観客もたくさんいました。
プロレス好きだけでなく、
プロレスに興味ない人でも楽しめる映画です!
ご興味があれば、
是非観にいってみてはいかがでしょうか(^^)