寒い冬の季節になると、体調を崩しやすくなって風邪やインフルエンザが流行ってきますよね。
私はインフルエンザにかかったことがないので健康には自信があったのですが、先月ウイルス感染症にかかってしまい、そこから急性肝障害になり入院をしてしまいました。
この症状については、調べてもあまり出てきた事のない内容でしたので、今回はこの事について書いていきます。
肝臓のはたらき
肝臓はさまざまな栄養素をエネルギーに変えたり、貯蔵してくれる他、胆汁の生成や分泌、解毒や排泄などをしてくれます。
お酒を飲んだ時、肝臓は体の中でアルコールが代謝されやすいように頑張って分解をしてくれているみたいですね。
人間が健康に過ごすためには必要なはたらきをしています。
肝障害を起こすとこれらの機能が正常に行われなくなり、普通に生活していく事が困難になっていきます。
急性肝障害はどんな症状か
肝臓は「沈黙の臓器」と言われているように、障害が起きても痛みを伴いません。
その変わり色々な症状があらわれます。
まずは肝機能が低下するため代謝機能も低下し、栄養素がエネルギーに変換されづらくなり、体はエネルギーを失ったかのように常にだるくなり、体を起こしていることですら辛くなってしまいます。
それから、排泄機能も低下するため、尿が黄色というよりオレンジ色になります。匂いも少し悪臭です。
解毒機能が低下しているのか、体の毒素が血液中を流れてしまうらしく、体は黄色くなり、目(白目の部分)は黄色くなります。
そして頭から足の先まで全身くまなく痒くなります。掻き傷が出来てしまうくらい痒くなります。
痛みがない分、苦しくはないですが、痒いのと倦怠感はすごく辛かったですね。
高熱だけが一週間続いたら病院へ行った方がよい
私は、風邪をひいても病院へ行かない派でした。病院へ行って薬を貰っても、薬は症状を一時的に和らげるものであって治すものではないからです。それだったら、自然に治るのを待って安静にしていたいからです。
今回もいつものように熱が上がりましたが、病院に行かず自然に治るのを待っていました。
しかし、熱は高熱を保って、38〜39度を一週間ずっと行き来している状態でした。
少しおかしいなとおもったのは高熱以外の風邪の症状が全くなかった事です。
やっと一週間後に病院にいきました、その頃には自覚症状はなかったですが
扁桃腺が腫れていて、喉が炎症を起こしていて検査を受けたらウイルス感染症のかかっているとの事でした。
そこから急性肝障害を起こしてしまいました。
ウイルス感染から肝障害を起こすケースは結構あるようで
もし高熱が続くようでしたら、まずウイルス感染を疑い、早めに病院を行った方が良いです。
それから、これは主治医から忠告を受けた事ですが
解熱剤は肝臓にかなり負担が掛かるから、あまり飲まない方が良いとのことでした。
私が急激に肝機能が低下してしまった理由に、解熱剤が一因かもしれないとの事だったからです。