矢野通好きにとっては気になって仕方がない、
その名も、矢野通自伝「絶対、読んでもためにならない本」。
アマレス国体優勝経験あり、実業家、敏腕プロデューサーと色んな顔を持ち合わせているプロレスラー・矢野通が書いた本ですが、この自嘲気味なタイトル!
ためにならないわけがないじゃないか、
ということで読んでみたらすごくためになりました!
身を任せる技術
矢野通の人生は何かをねじ伏せて無理矢理変えようとはせず、自然の流れに身を任せて生きているんだなぁということ。
それで行き着いたのがプロレスラーという職業というのがまたビックリな話ではあるが(笑)
プロレスラーになる分岐点となったエピソードが書かれているのだが、
そこでも身を任せていたら、あれよあれよと今の地位に着いたという。
実は、こういう人の方がどんな職場でも器用に生き残れると思いますが、
彼の生き様は、まさにその典型例です。
職場で自分の居場所を確立出来ていない人が読むと、きっとためになりますね!
中間管理職としての流儀
そして矢野通は自分のことを理解しています。
スター性がないのを自分で理解しているからこそトップに立とうとはせず、ヒールレスラーを倒してヒーロー的存在に始めからなろうとしていないこと。
かと言って、下っ端の子分的存在になろうとしていないこと。
矢野通のプロレス経歴を見ると頷けますよね。どのユニットに行ってもトップではなく中間にいたりトップ2として役割を果たしていたなと。
その位置でどう振る舞うかについての秘訣が書いてありました。
中間管理職でうまくやれていないサラリーマンの人が読むと、きっとためになりますね!
目配り、気配り、心配り
矢野通と言えば、レフェリーの目を盗んでの反則行為、後ろにも目が付いてるんじゃないかと思わせる動き。
これらは普段からの、人との付き合いで培った「目配り、気配り、心配り」で成せる技だというのがこの本を読んでわかりました。
今度このブログでも書きますが、先日、矢野通が経営しているスポーツBARに行った時、
サービス精神旺盛で、周りのことを見ているなと感じたし、
一緒に行った友達とも「矢野は商売上手だね!」なんて話したりもしました。
この本には人との上手な付き合い方についても存分に書かれているので
職場の人間関係などに悩んでいる人が読むと、きっとためになりますね!
まとめ
矢野通やプロレス好きが読んでも楽しめますが、矢野通やプロレスを知らない人が読んでも
楽しめる本になってます!さすが、策士の矢野だなって感じです。
ピンときたら是非手にとってみて下さい!