3.6大田区で3年ぶりにIWGPタッグのベルトを巻いたテンコジ。
あの日の興行で1番盛り上がったのは
テンコジが勝った瞬間と言われています。
僕も実際に会場にいましたが
断トツでこの瞬間が盛り上がりました!
相変わらずテンコジの人気はすごいです!
しかし最近新日本プロレスのファンになった人はもしかしたら、
なんであの瞬間が1番盛り上がったのか
あまりピンと来ていないかもしれません。
このことは、
テンコジの歴史を紐解いていくと分かるかと思います。
そこで今回は
テンコジの歴史、人気の秘訣について書いていきます。
天山広吉について
71年生まれで京都出身の天山広吉選手。
90年に新日本プロレスに入門、91年に本名の山本広吉でデビュー。
93年のヤングライオン杯では優勝。
その後、海外へ武者修行に行き、肉体改造をして、
95年の帰国でリングネームを天山広吉に改名しました。
23歳9ヶ月という若さでIWGPヘビー級王座に挑戦して敗戦するも、
当時は最年少挑戦記録として周囲から将来を期待されていました。
その後も数々のタイトルを獲得し、
IWGPヘビー級王座4回、G1CLIMAX優勝3回など華々しい活躍を見せ、
特に00年代中盤は新日本プロレスの中心は
天山と言っても過言ではありませんでした。
小島聡について
70年生まれで東京出身の小島聡選手。
91年に新日本プロレスに入門しました。
94年のヤングライオン杯では圧倒的な強さで全勝優勝、
その後は海外遠征へ。
96年の帰国後は中西学とタッグを組み、
IWGPタッグ王座も獲得しました。
天山同様、その後も数々のタイトルを獲得をし、
IWGPヘビー級王座2回、G1CLIMAX優勝1回、
全日本プロレスの三冠ヘビー級王座2回など、
2大メジャー団体のベルトを巻いた経験のある活躍を見せていました。
テンコジ結成まで
2人の入門はほぼ同期ですが、
小島のデビュー戦の相手は天山(当時山本広吉)でした。
ヤングライオン時代に前座試合でタッグを組み、
話題になることもあったが、
海外遠征後の2人は天山の狼群団加入により敵対関係になりました。
しかし、リングでの戦いによって
お互いが理解し合いnWoJAPAN、TEAM2000と同じユニットで活動をしていく中で
タッグを組むまでに。
タッグを組んだ翌年の99年、
IWGPタッグ王座に挑戦し見事に奪取しました。
2000年にはプロレス大賞の最優秀タッグチーム賞を
獲得するほどの名タッグチームにまでなりました。
2002年に小島が全日本プロレスに移籍したため惜しまれつつ解散となりました。
テンコジ再結成、再々結成まで
2005年〜2006年は、
新日本プロレスのトップを張る天山と
全日本プロレスのトップを張る小島が
お互いの団体の威信をかけた激しい戦いを繰り広げることとなりました。
戦いの中でお互いが再び歩み寄り、
2006年の世界最強タッグ決定リーグ戦にてテンコジで参戦し、
見事優勝し王座を奪還。
2008年に小島のマイクアピールによって
再結成を果たしました。
その時の動画がこちらの試合後に映されています。
その後は数々のタイトルを獲得していくも、
天山の長期欠場のより2009年に活動休止。
しかし、2011年に再々結成、
久々の試合でも2人のタッグワークはブランクを感じさせず、
再び数々のタイトルを獲得していきました。
プロレス界一泣かせるタッグチームへ
そんなテンコジの歴史には数々の名シーンがあります。
小島が全日本に移籍する前の最後の試合、
小島に向かって
「小島、出て行け、タコ!全日本でもどこだろうと!頑張れよお前!分かってんのか!コジ!わかったか!」
と天山流のエールを送ったのです。
本当はずっとテンコジとしてやっていきたかった
という天山の想いが感じられる言葉でした。
これに対し小島は深々と一礼をした場面は
ファンの目頭を熱くするシーンでした。
また、テンコジの名言では、
対戦相手の「1+1で2だ」との挑発に対して
小島選手が「1+1は2じゃないぞ!俺たちは1+1で200だ!」
と発言。ファンをにぎわせる名言でした。
2016年のG1CLIMAXでは出場に選ばれなくて、
悔しさのあまり執拗に出場アピールをしていた天山に対し、
小島が天山の熱い想いに応えるように
自分のG1出場権を譲渡する
という前代未聞の行動をしました。
そのG1で小島の気持ちに応えようとする天山のファイトと、
それをセコンドで見守る小島との関係には固い絆を感じました。
時には戦い、時には助け合うその姿に
数々の感動をファンに与えてくれるのがテンコジなのです。
紆余曲折を経て
固い絆で結ばれたこのテンコジの関係は、
ファンを魅了する不思議な力があります。
テンコジの勝利はファンの幸せとも言えます。
だからテンコジの勝利にファンは自分ごとのように喜ぶのです。
それがあのとてつもない歓声となるのです。
"固い絆"これこそがテンコジ人気の秘訣なのです。
まとめ
テンコジの固い絆感じてもらえたでしょうか?
これがテンコジの魅力なのです。
若くてイケメンのレスラーもいいですが、
これを機にテンコジの応援もぜひしてみてください(^^)