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【メンズ】服装は「外にいる時間帯の体感気温」を目安に選ぼう!体感気温別の服装も紹介

2021年4月18日

気温 服装 メンズ

季節の変わり目である、3月4月や9月10月辺りは、日々の気温が異なったり、朝と昼の気温差が大きかったりなどで、服装選びが難しいです。
しかし、ある目安を決めておけば、途端に服装選びは難しくなくなります。

それは、「外にいる時間帯の体感気温」です。

本記事では、元アパレル店員の僕が「外にいる時間帯の体感気温」を目安に行うメンズの服装選びについてお伝えします。

 

「外にいる時間帯の体感気温」を服装選びの目安にする理由

なぜ外にいる時間帯の体感気温で服装選びの目安にするのがよいのでしょうか。
それには2つの理由があります。

「外にいる時間帯」「体感温度」の2つに分けて説明していきたいと思います。

 

「外にいる時間帯」を目安にする理由

言わずもがなですが、気温は1日の中で変動します。
通常時は、日の出直前に最低気温、14〜15時に最高気温を記録します。

僕は、外出する時間帯の気温を基準に服装を考えます。
というのも、最低・最低気温を記録する時間帯に外に出ているとは限らないためです。
最低・最低気温を参考に服装を決めると、「暑すぎる」「寒すぎる」など、服装選びに失敗するケースがあります。

つまり、重要なのは「外に出ている時間帯が何度なのか」なのです。

例えば、通勤時間1時間の10〜19時が定時の会社で働いているとします。
その場合、通勤時間に当たる9時台、帰宅時間に当たる19時台の基準を参考にしましょう。

すると、9・19時台は通常、最低・最高気温に当たらないので、それらを参考にしない服装選びになります。

時間帯別の気温は「Yahoo!天気・災害」で、以下の手順で確認出来ます。

①自分が住んでいる住所に該当する区分を選択
②住んでいる都道府県を選択
③住んでいる地域を選択
④ページ下部に表示される「ピンポイント天気予報」で、住んでいる市区町村を選択

 

「体感温度」で服装選びをする理由

次いで、体感気温を服装選びにする理由を説明していきます。

実は、身体で感じている体感温度と、実際の温度は異なります。
そのため、気温ではなく体感気温を基準に服装を決めた方が、適した服装選びが出来るのです。

体感気温は、「湿度」「風速・風向き」の2つで決まると考えられます。

 

【体感気温を決定する要素①】湿度

10%湿度が上がるごとに、体感温度は、おおよそ0.5度上昇すると言われています。

例えば、気温が15度だとします。
その場合、湿度が20%だと体感気温は16度、60%だと18度になります。

梅雨の時期に、気温が高くないのにジメジメして暑いと感じる経験はありませんか?
実は、梅雨の時期は湿度が70%以上の日も多く、時には100%の日もあります。
そのため、気温と体感気温に大きな差があるのです。

対して、梅雨前の5月は気温が高くなるわりにカラッとしてて涼しくありませんか?
5月は、湿度が50%以下の日が多く、少ない時は20%台も日も間々あるため、気温と体感気温の大きな違いがないのです。

 

【体感気温を決定する要素②】風速・風向き

一般的には、風速1m/s(メートル毎秒)につき、体感温度が1度下がると言われています。
しかし、僕はこの定説に疑問を呈します。

というのも、北側から吹く北風と、南側から吹く南風では、体感温度が異なると感じているためです。

北風は、ユーラシア大陸の上空で冷やされた空気から由来しているので冷たいです。
対して南風は、日光によって蒸発された太平洋の海水から由来しているので生ぬるいです。

つまり、北風と南風では性質が異なるのです。
性質が異なれば、体感気温も異なると僕は考えています。

私的観点ですが、南風が1m/sにつき0.5度、北風が1m/sにつき1度下がると感じています。

例えば、気温が10度だとします。
その場合、北風10m/sだと体感温度は0度、南風10m/sだと5度だと僕は考えます。

 

体感気温の計算

体感気温に計算について、一例を挙げておさらいしておきましょう。

気温が20度、湿度が50%、南風2m/sだとします。
その場合は、以下の計算で体感気温を求めていきます。

20+2.5-1=21.5度

 

体感気温を簡易自動計算するサイト

前出の計算方法とは異なりますが、体感気温を簡易自動計算するサイトがあります。
それは「ke!san」です。

気温、湿度、風速を入力するだけで、自動で体感気温が算出されるので便利です。
計算が苦手な方などは、「ke!san」を利用してみてください。

 

体感気温別の服装

「外にいる時間帯の体感気温」を服装選びにした方がよい理由がお分かりいただけたでしょうか。

ただ、それに加えてもう1つ目安を決めておくと、さらに服装選びをしやすくなります。

それは、「体感気温別の服装」です。
5度刻みずつで「体感気温別の服装」を決めておくのがベターです。

人によって寒さや暑さの感じ方は違うので、絶対的な基準はありませんが、ここからは一例として、僕の「体感気温別の服装」を共有します。

男性はぜひ参考にしてみてください。

【体感気温別の服装の早見表】

体感温度 上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 3枚目 4枚目 1枚目 2枚目 3枚目
5度以下 冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) 長袖Tシャツ・シャツ 冬用セーター・カーディガン類 厚手アウター 冬用ボクサーパンツ 冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) パンツ ハイ・クルーソックス イヤーマフラー、厚手マフラー、厚手手袋
6~10度 冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) 半袖Tシャツ・シャツ 冬用セーター・カーディガン類 厚手アウター 冬用ボクサーパンツ 冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) パンツ ハイ・クルーソックス イヤーマフラー、厚手マフラー、厚手手袋
11~15度 冬用インナー(ヒートテックなど) 半袖Tシャツ・シャツ 冬用セーター・カーディガン類 アウター ボクサーパンツ 冬用インナー(ヒートテックなど) パンツ クルーソックス イヤーマフラー、マフラー、手袋
16~20度 タンクトップ 半袖Tシャツ・シャツ パーカー・カーディガン類 アウター ボクサーパンツ パンツ - クルー・ショートソックス スカーフ
21~25度 タンクトップ 半袖Tシャツ・シャツ 薄手アウター - ボクサーパンツ パンツ - クルー・ショートソックス -
26~30度 夏用インナー(エアリズムなど) 半袖Tシャツ・シャツ - - 夏用ボクサーパンツ(エアリズムなど) パンツ・ハーフパンツ - ショート・スニーカー・カバーソックス -
30度以上 夏用インナー(エアリズムなど) 半袖Tシャツ・シャツ - - 夏用ボクサーパンツ(エアリズムなど) ハーフパンツ - スニーカー・カバーソックス -

体感気温別に、それぞれ解説していきます。

 

体感気温5度以下

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 3枚目 4枚目 1枚目 2枚目 3枚目
冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) 長袖Tシャツ・シャツ 冬用セーター・カーディガン類 厚手アウター 冬用ボクサーパンツ 冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) パンツ ハイ・クルーソックス イヤーマフラー、厚手マフラー、厚手手袋

僕が住んでいる東京で、体感気温が5度以下になる可能性がある時期は11~4月頃です。

上半身の1枚目と下半身の2枚目に着る冬用厚手インナーについては、僕は極暖ヒートテック、あるいは超極暖ヒートテックを着ています。

【関連記事】愛用者がユニクロの極暖ヒートテックを深堀りしてみた
【関連記事】【タイツの下にパンツは履かない?】ヒートテックタイツの正しい履き方を徹底解説!

上半身の4枚目に着る厚手アウターは、ダウンジャケットやムートンコートなどが挙げられます。

下半身の1枚目に履く冬用ボクサーパンツについては、僕はグンゼから販売されている秋冬向けのボクサーパンツを履いています。
ボクサーパンツは布面積小さいですが、身体の温めに大きく影響を及ぼします。
実は、骨盤を温めると、その内側にある仙骨周辺のツボが刺激されます。
すると、骨盤の内側の血行が良くなり、それに囲まれている臓器が温められる効果があるのです。

なので、真冬に冬用ボクサーパンツを履くと、保温効果が抜群なんですよね。

グンゼの秋冬用ボクサーパンツはこちらからご覧になれます。

靴下は、ハイソックスやクルーソックスの長い靴下を履きます。
これは、ふくらはぎを温める狙いがあります。
ふくらはぎは、「第2の心臓」と言われており、心臓のように血液を送り込むポンプの役割があります。
ふくらはぎを温めて、ふくらはぎの働きを活発化させることで、足先まで血液を送り込み、冷えの防止に役立ちます。

ハイソックスとクルーソックスは、以下のような長さの靴下のことを指します。

気温 服装 5度 メンズ

服飾は、マフラーはもちろん、冷えやすい末端を保温するためのイヤーマフラー、厚手手袋は必需品です。

【体感温度5度以下のコーデ例】

気温 服装 5度 メンズ

 

体感気温6〜10度

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 3枚目 4枚目 1枚目 2枚目 3枚目
冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) 半袖Tシャツ・シャツ 冬用セーター・カーディガン類 厚手アウター 冬用ボクサーパンツ 冬用厚手インナー(極暖・超極暖ヒートテックなど) パンツ ハイ・クルーソックス イヤーマフラー、厚手マフラー、厚手手袋

東京で体感気温が6~10度になる可能性がある時期は、11~4月頃です。

体感温度5度以下と異なるのは、上半身2枚目を「長袖Tシャツ・シャツ」から「半袖Tシャツ・シャツ」に変更した点のみです。

暑くなった時、腕まくりしたという経験は誰もがあるのではないでしょうか。

人は、暑くなって体温が上がると、深部体温を下げるために手足から熱を逃がそうと体を働かせるそうです。
その際、腕に厚みがあるものを身に着けていると、熱の逃げ道が妨げられ暑く感じるようです。

体感気温5度以下と6~10度を同じ服装にすると、暑くて腕まくりしたくなるケースが発生します。
それを考慮して、6~10度では2枚目に半袖を着ます。

そうすることで、暑く感じるケースが少なくなります。

【体感温度6〜10度のコーデ例】

気温 服装 10度 メンズ

 

体感気温11〜15度

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 3枚目 4枚目 1枚目 2枚目 3枚目
冬用インナー(ヒートテックなど) 半袖Tシャツ・シャツ 冬用セーター・カーディガン類 アウター ボクサーパンツ 冬用インナー(ヒートテックなど) パンツ クルーソックス イヤーマフラー、マフラー、手袋

東京で体感気温が11〜15度になる可能性がある時期は、10~5月頃です。

体感温度10度以下と異なるのは、以下の点です。

・上半身1枚目…「冬用厚手インナー」から「冬用インナー」に変更
・上半身4枚目…「厚手アウター」から「アウター」に変更
・下半身1枚目…「冬用ボクサーパンツ」から「ボクサーパンツ」に変更
・下半身2枚目…「冬用厚手インナー」から「冬用インナー」に変更
・靴下…「ハイ・クルーソックス」から「クルーソックス」に変更
・服飾…「厚手手袋」から「手袋」に変更

冬用・厚手からの脱却がメインです。
体感気温11度超えで、冬用や厚手を身に着けていると暑くて汗ばんだり蒸れたりするケースがあります。

そうならないために、体感気温11度を超えたら上半身3枚目を除いて冬用・厚手から脱却します。

【体感温度11~15度のコーデ例】

気温 服装 15度 メンズ

 

体感気温16〜20度

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 3枚目 4枚目 1枚目 2枚目
タンクトップ 半袖Tシャツ・シャツ パーカー・カーディガン類 アウター ボクサーパンツ パンツ クルー・ショートソックス スカーフ

東京で体感気温が16〜20度になる可能性がある時期は、3~6月・9~12月頃です。

体感温度11~15度異なるのは、以下の点です。

・上半身1枚目…「冬用インナー」から「タンクトップ」に変更
・上半身3枚目…「冬用セーター・カーディガン類」から「パーカー・トレーナー類」に変更
・下半身…冬用インナーからの脱却
・靴下…「クルーソックス」から「クルー・ショートソックス」に変更
・服飾…「イヤーマフラー、マフラー、手袋」から「スカーフ」に変更

季節の変わり目の時期に、体感気温が16〜20度になります。
その時期は、体感気温16〜20度を意識した服装で外出しても、予報が外れるケースが多いのも特徴です。

ですので、それに対応出来るように、着脱可能なアウター・カーディガン類とアウターで調整します。
そして、それらを脱いでも薄着にならないように1枚目にタンクトップ、2枚目に半袖Tシャツ・シャツを着用します。

【関連記事】夏用トップスには「タンクトップ」をインナーに!着用すべき3つの理由

また、冬用衣料を1枚でも身に着けていると暑く感じるのもこの体感気温です。
そのため、上半身は冬用インナーをタンクトップにチェンジし、下半身は冬用インナーの着用をやめます。

さらに、靴下もショートソックスを視野に入れた服装にします。
16~20度で、ふくらはぎを覆う靴下だと暑く感じる場合があるためです。
ショートソックスとは、下記画像のような、ふくらはぎを覆わない長さの靴下のことを指します。

気温 服装 20度 メンズ

服飾については、イヤーマフラーと手袋が不必要になります。
ただ、肌寒く感じる時があるので、スカーフを身に着けたりバッグに忍ばせておいたりしておきます。

【体感気温16〜20度のコーデ例

気温 服装 20度 メンズ

 

体感気温21〜25度

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 3枚目 1枚目 2枚目
タンクトップ 半袖Tシャツ・シャツ 薄手アウター ボクサーパンツ パンツ クルー・ショートソックス -

東京で体感気温が21〜25度になる可能性がある時期は、5~10月頃です。

体感温度16~20度と異なるのは、以下の点です。

・上半身…4枚着から3枚着に減して、アウターは薄手のものにする
・服飾…スカーフを身につけない

体感温度が21度を超えると、4枚着だと暑くなるので3枚着にします。
3枚着だと暑いと思う方もいるかもしれませんが、肌寒く感じることを踏まえて、軽く羽織う用で3枚目の薄手アウターを用意しておきます。

服飾は、首回りを温めるほど肌寒くなることがなくなるので、スカーフを手放します。

【体感気温21~25度のコーデ例

気温 服装 25度 メンズ

 

体感気温26〜30度

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 1枚目 2枚目
夏用インナー(エアリズムなど) 半袖Tシャツ・シャツ 夏用ボクサーパンツ(エアリズムなど) パンツ・ハーフパンツ ショート・スニーカー・カバーソックス -

東京で体感気温が26〜30度になる可能性がある時期は5~10月頃です。
体感温度21~25度と異なるのは、以下の点です。

・上半身1枚目…「タンクトップ」から「夏用インナー」に変更
・上半身を3枚着から2枚着に変更
・下半身1枚目…「ボクサーパンツ」から「夏用ボクサーパンツ」に変更
・下半身…「パンツ」から「パンツ・ハーフパンツ」に変更
・靴下…「クルー・ショートソックス」から「ショート・スニーカー・カバーソックス」に変更

体感気温が26度を超えると少し歩くだけでも汗ばみます。
そのため、インナー類を夏用に変えて汗による蒸れやまとわりつきを回避します。

【関連記事】この夏はエアリズムのボクサーパンツが必需品!愛用者だからこそ分かる感想を紹介

また、3枚着だと暑いので、2枚着に変更します。

パンツだと暑く感じる体感気温でもあります。
ハーフパンツを選択肢に追加します。

靴下は、足首周りを覆わないスニーカーソックスやカバーソックスも選択肢に入れておきましょう。
スニーカーソックスとカバーソックスは、下記画像のような靴下のことを指します。

気温 服装 25度 メンズ

【体感気温26~30度のコーデ例

気温 服装 30度 メンズ

 

体感気温30度以上

上半身 下半身 靴下 服飾
1枚目 2枚目 1枚目 2枚目
夏用インナー(エアリズムなど) 半袖Tシャツ・シャツ 夏用ボクサーパンツ(エアリズムなど) ハーフパンツ スニーカー・カバーソックス -

東京で体感気温が30度以上になる可能性がある時期は、6~9月頃です。

体感気温26〜30度との変更点は、以下の通りです。

・下半身2枚目…「パンツ」から「ハーフパンツ」に変更
・靴下…「ショート・スニーカー・カバーソックス」から「スニーカー・カバーソックス」

ふくらはぎを露出した方が涼しくて快適に過ごせるので、パンツを選択肢から省きます。
また、くるぶしを露出した方が快適なので、ショートソックスを選択肢から省きます。

【体感気温30度以上のコーデ例

気温 服装 35度 メンズ

 

服装選びの参考になるサイト

ちなみに、服装選びをする際の参考になるサイトがあります。
それは「tenki.jp」から公開されている「服装指数」です。

下記画像のように、朝昼夕の3つの時間帯別に服装の一言アドバイスが載っています。

気温 服装 目安

おおまかな目安になるので便利です。

僕が提示した目安と併せて参考にするとよりよい服装選びが出来るのではないでしょうか。

 

最後に

1日の中で気温は変動するので、「外にいる時間帯の体感気温」を目安に服装選びをしましょう。
その際、自分なりに体感気温別の服装を決めておくと、より的確な服装選びが可能になります。

本記事では、僕の体感気温別の服装を5度刻みで紹介してみました。
服装選びの参考の1つにしてみたください。

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かめたく

ファッションとプロレスをこよなく愛する元アパレル店員。独自理論に基づいた着こなし術や人気ファッションアイテムの体験記。また、マニアックな視点から捉えたプロレスの魅力をお伝えします。

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