突然ですが、メンズのオシャレの定義って何でしょうか?
回答に困る方は少なくないのではないでしょうか。
僕にとってのメンズのオシャレの定義は、「その人がその人らしくいられる格好」だと考えています。
ただ、それが正解だとは思っていません。
・コテコテの原宿系
・古着を上手に着こなす
・万人ウケする好感度の高い格好
上記に列記したように、人それぞれメンズのオシャレの定義は異なるでしょう。
そう、メンズのオシャレの定義は1つではないのです。
しかし、深掘りをしていくと、メンズのオシャレの定義にはある1つのキーワードが深く結びついているのです。
「目立つ服装」が「オシャレの定義」と深く結びついている
そもそも、なぜ「あの人はオシャレだなぁ」と感じるのでしょうか。
それは、「オシャレだなぁ」と感じる以前に、その人が視界に入るため、と考えられます。
視界に入るためには、他社と差別化が図られている「目立つ服装」をしていることが必須条件なのです。
そう、「目立つ服装」が「メンズのオシャレの定義」と深く結びついているのです。
目立つ服装の代表例
では目立つ服装とは、どのような格好のことを指すのでしょうか。
代表的な10種類が該当するでしょう。
目立つ衣服を身につけている
まずは、言わずもがなですが目立つ衣服を身につけていることが挙げられます。
例えば、ビビッドな色や変わったデザインをしたものが目立つ衣服に挙げられるでしょう。
流行を取り入れている
流行を取り入れている服装からは、服装に関心があったり気を配っていたりする姿勢が見て取れます。
オシャレに興味がある人にとっては、流行を取り入れた服装は目立つのです。
個性が主張されている
個性が主張されている服装は、他者と差別化を図りやすく目立ちます。
流行を取り入れている服装は、流行を重視している人限定で目立ちますが、個性が主張されている服装は万人から注目されるでしょう。
個性が主張された服装は、例えば、エスニックの服装を極めた服装や黒い服装を極めた格好などが挙げられます。
シルエットがよい
ファッションセンスを感じさせる要素の1つにシルエットが挙げられます。
例えば、上半身をタイト、下半身をワイドなシルエットにする「Aライン」や、その逆の「Yライン」が挙げられます。
シルエットがよいと、周囲からの視線も集めやすい傾向にあります。
本記事ではシルエットに関する記事「「ビッグシルエット」を着こなすにはシルエットで差を付ける!」を執筆しています。
併せて見てみてください。
色使いに優れている
色使いも目立つ服装において、大切な要素になります。
全体のコーデの色使いに優れていると、お互いの色が引き立てられ目立つのです。
例えば、ジーンズに対して、トップスの色と相性が良いと、ジーンズはよりよく見えるという現象が起こります。
色使いについては下記の記事で紹介しているので併せて見てみてください。
【色使いは簡単】10倍オシャレに見えるコーディネートの配色方法
【ヒルナンデス!】「3色ショッピング」オシャレに見えるテクニック”縦の統一感”&”差し色”を解説
TPOをわきまえた服装
TPOとは、時と場所、場合のことを指します。
つまり、TPOをわきまえた服装は、時と場所と場合に沿った服装のことをいいます。
時をわきまえた服装であれば、季節感を感じる服装のことを指します。
場所をわきまえた服装であれば、例えば、山登りにふさわしい服装等が挙げられるでしょう。
場合をわきまえた服装であれば、結婚式の二次会に着るキレイめな服装が挙げられるでしょう。
場面ごとで考えると、服装は限定されます。
そんな中で、TPOをわきまえた服装をしていると、一目を置かれやすくなるのです。
自分の短所を打ち消してスタイルよく見せている
書店等で売られている女性雑誌を見ると、頻繁に着やせ特集が取り上げられています。
その内容を見ると、スタイルの良さを強調するテクニックが書かれています。
このように、ファッションは自分をよく見せるアイテムでもあります。
男の人がスタイルがよさそうな女性を自ずと見てしまうように、自分の短所を打ち消してスタイルよく見せている服装は目立つのです。
本サイトでは自分をよく見せるコーデ術についての記事を書いています。
下記に列記するので併せてみてみてください。
魅力的にみせるパーソナルカラー(似合う色)とは
【背の低い人必見】背を高く見せるコーディネートのコツ
体のコンプレックスを解消できるファッションコーディネート
【悩み解消】簡単になで肩をカバーできるファッションコーディーネート
バランス感覚に優れている
バランス感覚に優れた服装であるかどうかも、目立つ服装の1つに挙げられます。
バランス感覚に優れた服装とはどういうものなのでしょうか。
目立ちすぎない、だけど、目立たないわけでもない、目立つ要素をいい湯加減でとり入れている服装のことを指すでしょう。
そのためには、「〇〇を主役にした服装」や「〇〇をアクセントにした服装」といったように、「主役」「アクセント」がキーワードになってきます。
例えば、派手な色のスニーカーをアクセントにするのであれば、トップスとボトムスは無地で奇抜な色は身につけないようにします。
するとスニーカーがアクセントになります。目立ち過ぎないバランス感覚に優れた服装になるのです。
内面と外見の雰囲気が合っている
内面と外見の雰囲気が合っているとオーラを醸し出して目立ちます。
例えば「雰囲気がやわらかい」「服装がその人の性格と合っている」等が挙げられるでしょう。
人は無意識のうちに、他人の目鼻などの顔立ち、表情、体型などを分析して、その人の内面を分析し、それを服装のイメージを重ね合わせていると考えられています。
自信を持った服装をしている
オシャレな人は、自分の好きなアイテムを自分好みに自信を持って着こなしています。
その自信がオーラとなり目立つ服装になります。
メンズのオシャレの定義が様々な理由
なぜ、上記で説明したように目立つ服装は複数の種類が存在するのでしょうか。
一例を挙げてご説明させていただきます。
例えば、上下に真っ赤のジャージを着て、頭にはオレンジのキャップを被り、足元は蛍光ピンクの靴を身につけたいわゆる派手な人が渋谷を歩いているとします。
その人をオシャレと感じる人はどれだけいるでしょうか。
もちろん、オシャレと感じる方もいるでしょう。
しかし、一方で「派手すぎるなぁ」と否定的に感じる人がいることも否定出来ません。
この違いはどこから由来しているのでしょうか。
それは、価値観の違いが根幹にあると言えるでしょう。
価値観の違いが、「目立つ服装」の定義を生み、メンズのオシャレの定義が細分化されたと考えれます。
つまり、価値観の数だけ、目立つ服装の種類は存在するのです。
終わりに
ファッション雑誌「ボーグジャパン2019年12月号」にて、下記のような内容の文章がりました。
これからのファッションのキーワードの一つがサステイナブル。流行をただ追うのではなく、価値のあるビンテージのアイテムを着たり、手持ちのワードローブをリミックスしたり、自己表現としてファッションを楽しむ、そんな流れが進んでいく。メイクオーバー、スタイリングでイメージチェンジをさせる。自分の審美眼に叶ったものを上手に着こなすのがよい。
ともなれば、自分らしさが重要になってくると言えるでしょう。
オシャレになりたい方は、ぜひ本記事で紹介した「目立つ服装」の中から好きな種類をチョイスしてオシャレを目指してみてください。
きっとそれが、あなたの審美眼に叶うオシャレ像になるための最短距離になるでしょう。